妊娠検査薬で、なぜ妊娠がわかるのか?

妊娠検査薬と排卵検査薬


妊娠検査薬で、なぜ妊娠がわかるのか?

女性の体は、妊娠すると、おなかの中の赤ちゃんを育てようとする機能が働きだします。その変化の一つとしてhCGホルモンが、胎盤でつくられ始めます。このhCGは、着床してから初めて体の中でつくられ、生理予定日(妊娠4週目)頃からおしっこから検出されます。更にhCGは妊娠2カ月から3カ月くらいにかけてたくさんつくられ、出産するまで出続け、妊娠の状態を維持しています。普通は妊娠していなければ、hCGはおしっこの中から検出されません。妊娠検査薬は、このhCGがおしっこの中に含まれているかどうかを調べます。

いつから判る?

妊娠検査薬をいつから使えるのかは、生理予定日から1週間後に妊娠検査薬で調べるのが確実です。価格は一つあたり1000円以下です。生理予定日前後からでも陽性になることがあります。(そもそも生理予定日がずれたり不定期だったりする人も多いですから。)
妊娠しているかどうかをどうしても早く知りたいという気持ちの強い方は数日早いうちから試してみてもいいかもしれません。朝一番の尿が濃度が高くて検査に早めにでるようです。
でも、確実さを求めるなら規定通りの1週間後のホルモンの量が十分に検査できる時期になってからのほうが正確です。早すぎの検査をよくフライング検査といいます。陽性反応が出たら産婦人科での検診を受け確認します。

排卵検査薬(ドゥーテスト)

自分の排卵期がいつかを知りたい人には基礎体温をつけるか、または排卵期検査薬の利用などがあります。排卵検査薬とは、 排卵の直前に起こるLh(黄体形成ホルモン)の分泌の急上昇(LHサージ)を確認するためのものです。尿をかけて反応を見るだけですので簡単に使え、排卵検査薬はドラッグストアで容易に手に入るので、簡単に調べる事ができるようになっています。一般的には検体は尿ですが、他にも唾液で排卵日かどうかを検査するものも販売されています。

妊娠検査薬詳細

妊娠すると受精卵の絨毛からhcgが分泌されます。妊娠検査薬を使って感度以上の hcg が検出されると、陽性となり妊娠しているという事になります。 しかし、稀に妊婦していなくても陽性がでることがあるようです。 では、妊婦以外にどういった場合に陽性がでるのでしょうか? 不妊治療や黄体機能不全の治療の目的で hcg 製剤を投与した場合では、hcg 製剤を投与して10日間ほどの間は妊娠検査薬を使うと陽性になる場合があるようです。 また閉経後の女性の尿中には微量な hcg が含まれております。このため、弱陽性の反応が出る事がありますが、妊娠した場合とは違い排泄量は常に一定で増加する事はありません。他にも胞状奇胎や絨毛癌等の疾患により妊娠検査薬で陽性反応が出る場合があるようです。 妊娠による陽性反応が出た場合でも、それが正常妊娠かどうかは検査薬ではわかりません。子宮外妊娠であっても妊娠していれば陽性反応が出ます。 妊婦していると気づいたら、早めに医療機関で正常妊娠であるかどうかを確かめましょう。 また、妊婦検査薬で陰性が出た場合でも、必ずしも妊娠していない事を断定しているのではないようです。 生理不順や排卵日が不明な場合がそれにあたります。排卵が遅れている場合は2回目、3回目の検査で陽性になる場合もあります。無月経の状態が続く場合は1週間後にもう一度妊娠検査薬で検査を行ってみた方がよいでしょう。 また水分の大量摂取後等、尿が薄くなっているような場合は hcg が希釈され、妊婦していても陰性反応が出る事があるようです。妊娠検査は朝起きて一番の尿で行うのが、尿が最も濃い状態にあり正しい判定がしやすいようです。

*薬局・薬店で売られている妊娠検査薬の検出感度は50IU/L(IU/L:単位)と設定されています。実際には50IU/L以下でも尿中にhCGが含まれていれば試薬は反応し、薄い判定サイン(目で確認できる範囲)が現れることがあります(hCGの濃度がとても低ければ、目で確認できないこともあります)。特に妊娠初期(次回生理予定日の1週間後より前)で尿中hCG濃度がまだ低い(50IU/L以下)時期の場合、各社商品によっては判定サインの呈色度合(明瞭さ)が異なり、判定結果が異なってしまうことがあるのです。このように「判定サインの色が薄い」、あるいは「A製品は陽性であったが、B製品は陰性」といった結果が出た場合、2〜3日後に再検査をしてください。再検査で判定ラインがはっきり現れたら、妊娠している可能性があります。それでも結果が陰性の場合は、さらに再検査を行うか、産婦人科医にご相談ください。大変重要ですのでお守り下さい。

デュファストンとは

天然の黄体ホルモンと同じ作用を示します。黄体ホルモンは、排卵後の卵胞から分泌され、受精卵の着床後の準備をする働きがあるので、妊娠の維持に必要です。この薬は、黄体ホルモン作用があり、乳腺の発達を促進し、子宮の筋肉を弛緩するので、妊娠を維持するために好ましい状態をつくります。黄体機能不全にもとづく不妊症、月経異常症、子宮内膜症、切迫流産、習慣性早流産などに用いられます。